人工関節などの外科治療で使用されている、インプラント。虫歯や歯周病、ケガなどで歯を失ってしまった方には歯科用のインプラントを人工の歯根として植立させ、歯の働きを回復させます。
従来の入れ歯やブリッジとの違いは、周囲の歯に負担をかけないということ。健康な歯はそのままに、末永くしっかりかめる食生活を送ることができます。インプラントを顎の骨へ埋める外科手術が必要ですが、事前の綿密な治療計画を立案し、安全でスムーズな治療を実現しております。
まずはじめに患者さまの歯のお悩みをしっかりと伺います。インプラント治療を不安に思う方も多くおられますので、インプラント治療のメリット・デメリットを丁寧にわかりやすくご説明するよう心がけております。
レントゲンなどによる必要な精密検査を行ないます。虫歯や歯周病、顎の骨が少ない場合など事前に行なう治療が必要な場合は、そちらの治療も含めた細かな治療計画を立案し、治療が円滑に進行できるよう準備いたします。
治療計画に基づき、インプラントを埋め入れる外科手術を行ないます。入院の必要はありません。治療時間はインプラントの埋め入れ本数などによりますが、およそ30分から120分です。
インプラントが顎の骨としっかり結合するまで待ちます。結合期間は個人差がありますが、およそ半年程です。結合後は、インプラントと人工歯をつなぐ接続部品を取り付けます。
まずは仮歯を作り、実際に使用していただきながら形などを調整します。その後セラミックの人工歯を作り、装着して完了です。
インプラントは天然歯と同様の使い心地ですが、日常のケアだけでなく、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。末永く健康な口内を保てるようサポートいたします。
患者さまのお口の状態やスケジュールなどに合わせ、適切なインプラント治療ご提案いたしております。まずはお気軽にカウンセリングまでお越しください。
インプラント治療には主に以下の様なメリットとデメリットがあります。歯を失ってお困りの方は、その他の選択肢とあわせご検討ください。
天然歯と同様の噛み心地です。食事を選ぶ必要がありません。
健康な歯を削る必要はありません。
自然な外観ですので、人前でも気にすることなく過ごせます。
1本からすべての歯がない方へ対応できます。
しっかり噛めることで、全身の健康にもよい影響を与えます。
入れ歯やブリッジに比べて治療期間が長くなります。
顎の骨が足りない場合、顎の骨を増やす手術が必要です。
外科手術が必要なので、適応できない方もいらっしゃいます。
健康保険の適用ができないので高価です。